特定技能

「特定技能」統計から見る国ごとの分野の特色【2021年末のデータより】

日本に在留している特定技能外国人の数は、定期的に入管より発表されています。

本記事では、入管より公表された統計を読み解き、上位8か国の「分野の特色」を紹介して行きます。

「2021年末時点」の特定技能外国人の統計データ

まずは、入管より公表されている「2021年末時点のデータ」をご覧ください。

参照 : 出入国在留管理局(特定技能外国人数の公表)

圧倒的な人数をかかえるベトナムやそのほかの国でも、それぞれ分野の特色があることが分かると思います。

それでは、それぞれの国の分野の特色を見ていきましょう。

「在留数上位8か国」のデータから分かる国ごとの分野の特色

8か国の「分野の特色」を多い順に、紹介して行きます。

①ベトナム「圧倒的な総数」

ベトナム人だけで、日本にいる特定技能外国人数の全体の64%を占めています。

ほとんどの分野でトップの人数を誇り、飲食料品製造業だけで、13,522人の特定技能のベトナム人が就労しています。

②フィリピン「造船・舶用工業でトップ」

2番目に人数が多いのは、フィリピン大使館などの煩雑な手続きがあるにも関わらずフィリピン人です。

また、「造船・舶用工業」で就労している特定技能外国人の60%がフィリピン人で、技能実習生と同様に、多くのフィリピン人が造船・舶用工業で就労しています。

➂インドネシア「漁業でトップ」

東南アジアの国の中でも、圧倒的な人口を誇るインドネシアは、3番目となっています。

インドネシアは島国のため、母国でも盛んな「漁業」に従事する特定技能外国人を多く輩出しています。

そのため、漁業の特定技能外国人は、インドネシア人が全体の67%を占めています。

④中国「総数で4位に転落」

以前は、技能実習生でも圧倒的な人数を誇っていた中国も、中国国内の賃金上昇などの影響もあり、特定技能でも第4位の人数となっています。

特定技能の中国人に関しては、特に人数が集中している分野はありません。

⑤ミャンマー「飲食料品製造業が多い」

特定技能のミャンマー人は、55%が「飲食料品製造業」で就労しています。

また、「介護」で就労している人数が多いこともミャンマー人の特徴です。

⑥タイ「農業と製造業が多い」

特定技能のタイ人は、「農業や製造業」の人数が多いことが、データより分かります。

特に集中している分野はありません。

⑦カンボジア「農業に集中」

特定技能のカンボジア人は、58%が「農業」で就労しています。

カンボジア自体が、農業人口の多い国であるため、特定技能の人数にも反映されていると言えます。

⑧ネパール「ほとんどが介護に集中」

特定技能のネパール人は、60%が「介護」で就労をしており、且つ「外食」に従事している割合も、15%あります。

介護や外食などの、比較的高い日本語能力やコミュニケーション能力が求められる分野での割合が、75%もあるため、「人と接する仕事」が向いていることが分かります。

まとめ : 国ごとに得意分野がある

統計データを見ると、それぞれの国の特色を知ることができます。

受入れする特定技能外国人の国籍を選ぶ際には、本記事で紹介した内容もぜひ参考にして下さい。